ビクセンの天体望遠鏡ガイドブック(赤道儀編)とEQ3赤道儀
ビクセンのガイドブックに書いてあった方法で、赤道儀を使って手動で天体を導入する方法を相変わらず使ってます。
GP2やGPD2赤道儀が販売終了しちゃったので、このガイドブックもそのうちダウンロードできなくなるかもしれない。 自動導入天体望遠鏡がメジャーになるまでは多くの人が手動でやってたと思うんだけど・・・
モノクロフィルムで水素増感現像な時からすると、デジタルカメラや自動導入赤道儀などのテクノロジーで、天体観測ってとっても簡単で手頃になってると思うんです。
ビクセン APマウント
2014年末に発売されたAPマウントは軽量で扱いやすい架台で赤道儀になったり経緯台なったりいろいろな使い方ができて便利なマウントです。
APマウントのモーターは単三乾電池4本で動くんだよね、これが一番すごいと思った!
iPhone6s Plusの128GBモデルと同じくらいかぁ・・・スマホほど利用頻度は多くないからなぁ、ちょっと高価に感じちゃうね。
モジュール構造
APマウントは各パーツがモジュール構造になっているためパーツの交換をユーザで手軽に行うことができる構造です。
赤経のモジュールを交換してポータブル赤道儀として利用することが可能です。
現行発売中のモータモジュールは、STARTBOOK TENには対応していないようですので自動導入できるようになっていないことが残念です。
特に都市部の空は光害がひどく肉眼で見える星はとても少ないため星をさがすことも結構大変。
モジュール構造ですのでそのうち自動導入オプションが発売されることを期待しましょう。 (赤緯・赤経環が発売されるとは考えにくいので)
極軸合わせが、手軽&細かくなった
APマウントを赤道儀として利用する歳の簡単化もよく考えられていると思います。
極軸合わせにポラリエでも使うポーラメータをつかうと北極星が見えない位置でも極軸を合わせることが楽えますね。
この方法は、ベランダ観測隊にはとても便利でありがたい。
また、極軸望遠鏡をつかった極軸合わせは極軸望遠鏡のスケールパターンが複数の星で合わせることができるようになっているためより詳しく行えます。
APマウント取扱説明書(ビクセン社取扱説明書ダウンロード)
星景写真などを撮影するには、星が流れてたり歪んだりしないようにしっかり極軸あわせないといけないからこれは良い。
ビクセンのGP2・GPD2赤道儀が販売終了したのでスカイウォッチャーEQ3赤道儀
時の流れなので仕方ないのでしょうが、APマウントの発売にともなってビクセンのGP2/GPD2赤道儀の販売が終了してしまいました。
APマウントは手動導入はできなくなった
APマウントは小型化とモジュール構造で大変魅力的な製品ですが、赤緯・赤経メモリがなくなってしまいましたので、手動で見えない天体を導入することはできなくなってしまいました。
GP2・GPD2赤道儀には赤緯・赤経環がついていたので見える星からの総体位置から天体を導入することができましたがAPマウントには赤緯・赤経環がありません。
APマウントには赤緯・赤経環がなく手動導入ができませんので、基本的には見える天体とその周りに限られてしまいます。
入手しやすいマニュアル操作の赤道儀はSkaywatch EQ3だけ?になっちゃいましたかね。
GP赤道儀だと手動で天体を導入できる・・・
ビクセンの「天体望遠鏡ガイドブック(赤道儀編)」(2012年更新版)に手動で天体を導入する手順が紹介してあります。
もっと昔から記載はありましたけど、APマウントで削られたということは最近は使う人はほとんどいないのでしょうね。
都会の空は見えるほしがとっても少ない
隣との距離がほとんどなくて、びっしりと家がたちならんでて、そもそも見える空はほんの少しだけ。
高層マンションがじゃまだったり、マンション住まいならベランダから見える空は東南・南西がせいぜいでしょう。
このように、都市部の空は見える星がとても少ない。
学校の校庭なら少しは見えるかも・・・昔、小学校や中学校の校庭はいつも入れたけど・・・今は関係者以外立ち入り禁止! やっぱり、玄関前とかベランダくらいしか観測場所がないんだなぁ。
だから、オリオン座の小三ツ星ですらうっすらみえるかどうか、有名なアンドロメダ銀河にいたっては肉眼で存在をみつけることは難しいとおもいます。 (アンドロメダ座で見える星が3つ見えるかどうかくらい見える星はすくないので)
そこで見えるほしからたどって手動で導入する方法を使えば、高価な自動導入機器を購入しなくても「見えるような・見えないような・でも見えてる気がする」天体を導入することができます。
手っ取り早いのはビクセンの観望会かプラネタリウムだな
望遠鏡の使い方を覚えるにも観測場所が無いとなると、手っ取り早いのはビクセンが行っている観望会に参加するのが簡単。
プラネタリウムは、池袋、東京スカイツリー、羽田空港など結構あちこちにあるからそこで見るのがお天気に関係なくていい。