「はやぶさ2」も飛んでいっちゃいましたし、クリスマス・プレゼンに天体望遠鏡を買ってあげるのはどうでしょう、興味があればだけど。。。

ビクセン押しする訳

 安い天体望遠鏡なら他にもたくさんあるのですけど、ビクセンの天体望遠鏡には「星空ガイドブック」が付いていてこれが子供(その子にもよるけど、小学生3年生以上ならわかると思います)には分かりやすく別途書籍買わなくてもいいです。
 

小学校の低学年なら

 手作り天体望遠鏡が価格(3680円)も安くて、月や木星がちょっと見えて面白いと思いますよ。

お父さんサンタが作ってプレゼントするとかどうでしょう。

小学生の3〜4年生ならミニポルタが使いやすい

 小学生で天体望遠鏡を買ってもらう場合、一人で出し入れできる重さの望遠鏡が良いです。

後々まで使うのなら、ポルタIIの方が良いのですけどポルタIIはちょっと大きくて小学生の3年生〜4年生が一人で移動するにはちょっと重い。

ビクセン ミニポルタ A70Lf

 ミニポルタ A70Lfは、価格的にも手ごろで2.6万円前後クリスマスプレゼントにいいんじゃないでしょうか。

口径は7cmですけど月のクレーターとか木星・土星見えます。 細かいことを言わなければこれでもA80でもあまり変わらないと思うんです。

お部屋に置くには90cmの鏡筒が邪魔です。 三脚はベランダに置きっぱなしでもいいのですが、鏡筒は放置するとレンズにカビが生えて使えなくなります・・・

ビクセン ミニポルタ VMC95LB

 高くなっちゃいましたね、3万円後半で小学校4年生の時に姪に買ってあげました。

鏡筒が小さく邪魔にならないことと2階の自分の部屋から持ち出すにも重くないので一人で設置して観望できます。 (三脚は玄関先に置きっ放しで)

この望遠鏡の良いところは、見るところが2か所望遠鏡についていますので、屈折式望遠鏡のようにプリップミラーなどなくても切り替えられるところが便利。

ダメなところは、スポッティングファインダーの使い方や調整が子供(お父さんも)には難しくて普通のファインダーに交換しました。

この望遠鏡は屈折式望遠鏡でないので、コンデジで撮影しても妙な色が出たりしません。

望遠鏡本体は36cmくらいと短いのですが、焦点距離は1050mmも10mmアイピースで105倍と拡大率はとても大きい。

F11.1と暗いので、土星も見えますけど薄暗く見えます。 姪が土星を初めて見た時には良くわからなかったと言ってました。。。

もっとくっきり見えると思ってたらしい・・・

中学生なら光学性能がある方が良い

 中学生くらいで望遠鏡を買おうと考えているのなら、屈折式ならED80Sf鏡筒、反射式ならR-130Sfがおすすめでしょう。

ビクセン ポルタII ED80Sf

 小学生の高学年で望遠鏡を使い続ける可能性が高いのなら(この頃には塾に行くので天体観測している時間がないと思う)ポルタIIを買っておくと良いでしょう。

EDレンズの屈折望遠鏡ですから高くなっちゃいますが、星を見ても紫色の光が出ません。

中学生や高校生になっても使い続けるのなら、これくらいから始めておくといいです。 架台を赤道儀に変えて鏡筒はそのまま使い続けられます。

ビクセン ポルタII R130Sf

 コストパフォーマンスの良い、ニュートン反射式望遠鏡ですので”ちょっと”ではなくて、”かなり”大きく置き場所に困ることになります。

ただし、口径130mm、焦点距離650mmですので銀河・星雲などを見る際にはこれくらいあった方が良いと思います。

天体写真に興味があるのなら

 中学生以上で銀河・星雲などの写真を撮影しようと考えているのなら赤道儀付き天体望遠鏡が必要。

AP赤道儀と鏡筒のセットで15万円くらいしますのでクリスマス・プレゼントでポンと買える金額ではないと思います。(まあ、バーキンのバッグと比べれば一桁少ないですけど、コーチの手ごろなバッグくらいします)

このシステムは自動導入システムではありませんから、追尾は自動ですが目的の天体を導入するのは自分で行います。

天体の導入まで自動で行いたいのなら・・・

 スカイウォッチャーのEQ5-GOTOをオススメします。

EQ3-GOTOとの価格差は1万円で積載重量がこちらの方が多いので、そのうち図鑑に載っているような銀河の写真を撮影しようと考えているのなら積載重量は大きい方が良いです。

写真撮影機材と追尾補正のオートガイダーとガイド望遠鏡などを搭載することになりますので・・・

まあ、架台だけで10万円します。

鏡筒は・・・ED81SIIとかR-200SSとかどうでしょう。

高松のお寺の倉庫には

 自動導入赤道儀と20cmの反射望遠鏡とオートガイダーとオートガイド用サブスコープが眠っている。。。

ついでに、ポラリエもフルセット(三脚・極軸望遠鏡)も・・・

なので、ふたご座流星群はポラリエに一眼レフカメラを載せて広角レンズ(10mm超広角レンズ置いてある)で撮影すると星が点で流星が撮れる。

先日の「はやぶさ2」は中学生には難しいかもしれないけれど北極星を狙って長時間露出で撮影に挑戦できたんだな。

まあ、中学生の興味で系外銀河の写真撮影できなくもない、天体望遠鏡を設置してコントローラーで設定ができれば・・・

一眼レフカメラとアタッチメント(直焦、拡大)も置いてある。

なので、大人とそう変わらない天体望遠鏡のセットがまるまる使える中学生だったりするんだな。。。

これを使えば、夏休みだろうが冬休みだろうが自由研究には困らないね。

「銀河の研究」などのタイトルで10個くらい銀河写真を撮影して、銀河の場所を星図で示して、銀河の情報を集めて、ハッブル宇宙望遠鏡の画像と比べて感想書いたら結構素晴らしい自由研究レポートが出来上がり!

パソコン(も置いてある)使って、画像をコンポジットすればそれこそ中学生のレポートとしては完璧じゃないかしら。

自動導入経緯台は買ってあげたんだけどね・・

 実は甥っ子くんに、自動導入経緯台を買ってあげた(鏡筒はおねぇちゃんのVMC95Lと別途口径10cm焦点距離500mmの屈折式望遠鏡)んだけど、彼はお勉強には全く興味がないので箱入りのまま倉庫に眠っている!

ニンテンドーDSで動くステナビもあるので星座盤はなくても大丈夫。
 

長く続けるのなら最初の選択が効いてくる

 大人の趣味なら鏡筒を買い足したり、高性能な赤道儀を購入したりできるのでなんでもいいと思うんですけど。。。

子供の興味(小学校の低学年であれば手作り望遠鏡でもいいと思います)で買う場合には、そうそう買い換えはできなと思いますのでシステムアップできる構成で用意してあげるといいと思います。(思いましたよ)