夏休みの自由研究:沖縄旅行するなら持っていきたいガイドブック5冊
今年の夏休みに沖縄旅行へいくのなら・・・
夏休みの自由研究に役立つフィールドガイドやガイドブックを5冊紹介しますね。
海辺に持っていきたいガイドブック5冊
今年は夏が短いという予報ですが、夏休みまであと少しになってきましたね。
ところで、夏休みに沖縄旅行を計画している人向けですがガイドブックを紹介します。
沖縄というと熱帯〜亜熱帯の動植物を見ることがポイントになるのかなぁと思いますので、フィールド図鑑やガイドブックがメインです。(観光ガイドでなくてゴメンなさい)
1. クマノミガイドブック
故・ジャック・モイヤー先生著書の「クマノミガイドブック 」は、小中学生にもわかりやすく解説してありますのでオススメです。
三宅島で子供向けサマーキャンプなどを行ってきたジャック・モイヤー先生ですから平易な文章で大変わかりやすいです。
スキューバ・ダイビングのインストラクターをしているときにもオススメしていましたが分類写真だけではなくて分布・生態にもふれていますので夏休みのフィールドワークには良いテキストになると思います。
このガイドブックを読むと分かりますが、沖縄といっても、すべての種類のクマノミが見れるわけではありませんよ!
2. 沖縄 やんばるフィールド図鑑
沖縄本島の北部のやんばるの森を探検するのなら「やんばる フィールド図鑑」が幅広く動植物が掲載されていますのでオススメです。
虫が苦手なお母さんと一緒ですと、森へ行くのは難しいかもしれませんけど・・・
西表島まで行くと大きなマングローブ林があちこちにたくさんありますが、沖縄本島にも「慶佐次川」にもマングローブの林があります。
カヤックツアーもありますが、じっくりマングローブ林を見るのなら遊歩道を歩くのが良いとおもいます。
ところで、マングローブと呼んでいるのは1種類の植物ではありませんので、事前に予習しておくとフィールドワークの際に分布がよくわかって面白いと思います。
夏休みの期間ですとオヒルギの種がぶら下がっているかも
お父さんが読むのならこちらの本がいいと思います:
簡単マングローブ図鑑ですと「メヒルギ」「オヒルギ」「ヤエヤマヒルギ」が掲載されていますが、純マングローブ種:「ヒルギダマシ」「ヒルギモドキ」「マヤプシキ」、準マングローブ種:「ニッパヤシ」「サキシマスオウノキ」など詳しい分類と分布域などが記述された書籍です。
大学の教授が書かれた書籍でして図鑑ではありませんので、カラー写真はありませんので地味な印象ですが分布域、分類、生態などの内容はとても詳しくお父さん向けにはいいのではないでしょうか。
3. フィールド図鑑 造礁サンゴ
数少ない造礁サンゴ類の図鑑です。 サンゴ礁を形成するサンゴ類(=造礁サンゴ類)で日本国内で見ることができる種をカバーしています。
テレビのニュースで流れる「サンゴの産卵」は、造礁サンゴ類の産卵を指していることが多いです。
テレビのニュースになるのは、6月に産卵するエダサンゴのミドリイシ系が多いのですが7月に産卵する種類もあるんですよ。
スクーバ・ダイビングのCカードを持っている子でしたら、夏休み期間中でもナイトダイビングで見れるかもしれません。
お父さんが読むのなら:
簡単にお父さん向けといっても、これ20,000円くらいします(私は当然持っています)ので、かなり真面目に取り組むお父さん向けですけどね。
本気のお父さんには、
J.E.N Veron博士著書の「The Coral」をオススメしますけど、英語でかつ超・大型本4冊ですから・・・子供の興味が進んで、オーストラリア・ケアンズの水産研究所へ視察(英語で問い合わせが必要ですが、一般受け入れしてくれます)するならより幅広い種類をカバーする場合にはグローバルな書籍が必要でしょうか。
4.西表島フィールド図鑑
沖縄も八重山諸島の西表島まで行くと、ジャングル感がすごくなります。
西表島には、固有生物もたくさんいます、ちなみに「イリオモテヤマネコ」は普通は見れませんので保護施設でモニター越しだけでちょっとだけ見れるかもくらい難しい。
小中学生で、ジャングルに行って楽しいかどうかは分かりませんが・・・・
もし西表島へ行くのなら、これがあると便利です。
5. 美ら海水族館のリーフレット
夏休みの一番手軽な沖縄というと、「沖縄・美ら海水族館」が手軽に「ジンベイザメ」や「マンタ」を見ることができる場所ですしたくさんの生物を見ることができますので知識があればあるだけ面白いと思います。
あまり宣伝されていないのですが、「美ら海水族館」内には生物を紹介したリーフレットが幾つかのポイントに分かれて置いてあるんです。
これを全て集めると・・・・図鑑が出来上がるんですよ!
最後にお土産屋さんのブルーマンタで専用フォルダーを買って、図鑑が出来上がり!!!
小学生の低学年でしたら、ペーパークラフトの”ジンベイザメ”と”マンタ”を作って色を塗れば・・・工作も同時に完成します!
ところで、小学生も高学年や中学生1〜2年生ですと、これだけですとちょっと(かなり)物足りないと思いますのでフィールド図鑑と組み合わせて掲載されていない種類を探すのも面白いと思います。
「美ら海水族館」は、夏休み期間中は夜遅くまで開いていますので夕方〜夜の生態を観察するのも(違いがわかれば)面白いとおもいます。